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2013年12月31日 (火)

2013年を振り返って

年末になってやっと1年を振り返る気になったので今年経験したことをあれこれデータとして纏めてみる。

[仕事]
勤務日数: 229日 (実働日数。休暇簿とは異なる。海外出張中は休日も実働。)
出張: 28回、65日間。このうち海外は、インド(1/31-2/15、16日間)、ペルー(8/31-9/9、10日間)、オマーン(9/21-9/30、10日日間)。
会議: 31回(職場の内外両方。出張とも一部重複している。)
打合せ: 60回(職場内。主に、知見の提供と意見を述べる仕事。)
来客: 9回(メーカー、メディア、官庁)
プレゼン: 5回。このうち条約関係は4回。
併任先の変更: 7月1日、多様性活用研究ユニットからジーンバンク事業推進室へ。

[休暇]
年休: 14日(看取り・通院等)
夏期休暇: 3日
忌引き: 3日

[プライベート]
葬儀: 2回(父の葬儀(8月23日死去、8月27日葬儀)、社葬)
旅行: 1回(葬儀のための移動は含まない)
通院: 8回(このうち経過観察6回)
住宅の定期点検: 1回
車検: 1回
自動車のリコール: 1回
タブレットPCの初期不良: 1回
スマホの機種変更: 1回
デジカメの修理: 1回
スーツケースの修理: 1回(インドで壊されたんだよね。)

---
 こうしてみると、出張の多い1年だった。勤務日数の1/3弱は職場に居なかったことになる。全出張65日のうち、36日は海外だが同じ職場にはもっと海外出張の多い人も居る。

 1-2月のインド出張は東北インド山岳地帯(アッサム州、メガラヤ州、ナガランド州)の現地訪問。標高差の大きな地域で、低地では米、バナナ、高地ではトマト、ブロッコリー、キャベツといった換金野菜と自給用のジャガイモを作っていた。メガラヤ州、ナガランド州ではキリスト教徒も多く、日曜日は盛装(正装というよりは盛装)して教会で礼拝、マーケットでは牛肉を普通に売っているというインドらしくないインドの一面を見ることができた。一方、現地の人達御用達の市場に行くと体長1.2mくらいのムササビを吊したもの、バンブーワームや蜂の子という昆虫、麻袋から顔だけ出してあきらめきった視線を向けてくるイヌなどタンパク質の入手が難しい地域らしい個性的な食材も売られていた。

 ナガランド州は数年前まで外国人の立ち入りが規制されていたが、最近では規制を緩めてきており新しいホテルも次々と建てられている。なお、州内の大きな都市であるコヒマは第二次大戦の激戦地であり、インパール作戦で命を落とした多くの戦没者の眠る墓地がある。英国、インドの将兵の墓とともに、日本人の墓もあるという。私達が訪問した日は日曜日で墓地が閉じられていたので門の前で合掌した。

 3-4月は比較的落ち着いていたものの、新しい種子増殖温室と設備更新する種子庫の仕様策定と積算・設計のお手伝い。業務量は多い割に積み上がるものが少ないので、積み木崩し的なお仕事(このあと関連の打合せが毎月定例になる)。その上、車のリコールですと・・・メンタルなダメージ!あとは、ITPGR地方説明会の質疑応答のための補助(出張)。

 5月はほぼITPGR関係の文献調査。以前から続けていた条約の各条の理解のため国連機関の作成した資料の渉猟。比較的平穏ではあったけれど、新しいプロジェクトの事業内容の企画や応募資料作成がこの時期。複数年度のプロジェクトだとマスタープランを作って各年次にブレークダウンする方式で計画できるけれど、単年度のプロジェクトだと各年度毎の成果目標(単なる業務終了の目安ではない)が要るので、企画段階でも実行段階でも負荷が大きい。

 6-7月はITPGR批准に向けた準備段階。農業生物資源ジーンバンクも日本のITPGR加盟にあたり、条約に準拠した配布体制を整えるために配布規程の見直しが必要。同時に、組織全体としてITPGR準拠体制の整備に向けた作業に突入。という訳で、7月1日から併任先の変更。これに伴って定例の打合せが増加。5月に買ったXperia tablet Zがいきなり動かなくなって修理のために送り返したのも6月だった。orz

 身内に病人が居る場合、こういう出張の多い勤務状況だと色々気がかりなことが多かった。ここで「多かった」と過去形で書いたのは亡くなったからだ。

 8月下旬に父の容態が良くないと聞き、海外出張中に亡くなっては心残りなので面会に行った。4日後に父は死去、月末に葬儀。あらかじめ出張が決まっていたとは言え、葬儀が終わって落ち着くまもなく8/31-9/9の日程でペルー出張。戻ってきて次の出張準備をして、9/21-30までオマーン出張。故人を悼む時間も無いのが悲しいが、忙しいと落ち込んでいる暇もない。2013年の9月は多分、4日くらいしか出勤していない。

 ペルー出張は、主に遺伝資源研究の状況把握と遺伝資源に関するアクセスと利益配分に関わる国内制度の整備状況の調査。この件についてあまり詳しくは書けないが、ペルーは国内で高等教育を行う能力があまり高くないのと、その割に海外に留学する人も多くないところが広い意味での学術的なインフラを整備する上でのボトルネックになっていようだ。大学や国際研究機関でも英語がほとんど通じない。

 国際会議での南米諸国の振る舞いなどとあれこれ併せて考えてみると、旧スペイン領の国同士の間の行き来や国同士の対話に於いてはほぼスペイン語で用が足りるし、国内の少数民族の間の国内での共通言語の役割も -丁度インドやマレーシアにおける英語のように- スペイン語が担っているようである。つまり、今なおスペイン語がかなり広い地域の共通言語であるのと、多民族の共通言語でもあることから、ペルーでは英語を学習する必然性があまり高くないと考えられてきたのかもしれない(ある意味、日本もこれに近いかもね)。

 オマーン出張の目的は、食糧・農業植物遺伝資源条約(ITPGR)の理事会の傍聴など。日本がITPGRに正式加盟する目前の理事会。会議そのものの話は書きません。通訳の案配、ワーキングドキュメントの整備の速さ(というか遅い)、議事の仕切り方(事務局の整理があまり宜しくない)、事務局スタッフの年齢構成(シニアスタッフがあまり居なくて皆若い)など幾つかの点から推論できることは、この条約はあまり運転資金が潤沢ではないか、条約の下に運営される会議間の資金配分があまり宜しくないかのどちらかであろうと考えられた。一方、ホスト国のオマーン政府のホスピタリティーは高度。会場のリゾ-トホテルはスルタンの居城のように豪華絢爛(まあ、そんなところには間違っても泊まれない)。しかも政府の無償提供の食事はとても上質。

 首都マスカットの街中は、多くの場所で芝と樹木が植えられ、灌水装置が整備されており公園のよう。砂漠の中の町にふんだんに真水を撒いていた。石油の輸出に依存してのことなのだろうけれど、社会の持続性と言う点から見てどうなの?という印象をうけた。ちなみに、街で働いている労働者にはとにかくインド人が多かった。アラビア海をはさんでインドとは隣国なのだ。ホテルのコック、ポーター、ウエイター、ベルボーイ、支配人、道路工事の労働者はほぼインド人ばかり。街のあちこちに小さなインド人街もあった。英語は話せるけれど、専門性の高いスキルを持たないグローバル人材のワールドワイドな働き方ってこういうものなのだろうな。なお、タクシー運転手の多くはオマーン人だった。簡単な見分け方は、酷暑の中を歩いているのはインド人で、民族衣装を着て車で移動しているのは大体オマーン人。
 ともあれ、9月は疲れた。

 10月は海外13ヶ国から若手の研修生を受け入れて1ヶ月間のジーンバンクの運営に必要な技術の研修+各国のITPGRのフォーカル・パーソンを迎えての条約への理解増進と国内制度整備に関する3日間のワークショップ。レポートはこちら
(写真の中の頭の白いのが私です。)

 参加者からは長い研修を、という要望も多かったけれどこのくらいで丁度良いでしょう。長すぎたと感じるよりは短く感じる方がいいでしょう。それは研修が充実していた証拠でもあります。5-6ヶ月の研修であれば、10名程度なら通常業務の一部に参加して頂く方法もあるのだけれど、1ヶ月のコースだと、そのための特別な準備が要るので研修生の人数に関係なくこのくらいが限界。

 11月はプレゼン月間。生物遺伝資源委員会のあとの会合でITPGRへの対応の説明、職場幹部向けのITPGRに向けた体制整備の必要性と進捗状況についてのプレゼンと、ITPGRとCBDについての一般向け110分の講義。重複する部分はあるけれど、資料の使い回しがあまり効かないので作り直し。

 12月は配布規程改正の大詰め&毎週の日帰り出張+最終日27日はNBRPオオムギの運営委員会で倉敷に出張。12月は予定表の登録件数が比較的少なかったのでまずまず平穏。

 皆様はどんな1年でしたか? では皆様、輝かしい2014年をお迎え下さい。

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