(メモ) 東北地方太平洋沖地震 その3
地震発生(3月11日14時46分)から、2日と6時間ほどが経過した。ニュースになりにくい身辺の出来事を記録しておく。
地震発生当日、つくば市では震度6弱との情報だったので、勤務時間が終わった時点ですぐにも帰って住居の状態を確認したかったのだが、職場の組換え生物関係や化学物質関係、電力の供給等を確認するまで帰れず。結局、私の関連する部分では、特にこれらのアクシデントは発生していなかった。ありがたい。
19時頃帰宅。嫁さんはまだ帰宅しておらず、台所の食器棚をまず確認。ガラス器、陶磁器の破損はなし。食器棚の扉は開いておらず、扉の内側でグラスがひっくり返っていたが、発泡ポリエチレンシートを敷いてあったので破損は免れた。引き出しも全く開放されていなかった。
# 食器棚の製造元である綾野製作所、あなたたちは偉い!良い仕事をしてくれました。扉も引き出しも、しっかりその役割を果たしました。震度6弱でも、私たちの食器は一つたりと割れていませんでした。深く感謝いたします。良いものは安くない。でも、良いものはいい。
ただ、作り付けのサイドボードに載せてあった液晶テレビが床に落ちていたのは残念。でも、床に傷は付いたけど、テレビは破損はしていなかったので良しとしよう。
気をよくして書斎へ。書棚に若干乱暴に積んでいた本が十数冊床に落ちていたが、書棚は一切転倒していなかった。建築の際に床下の根太を通常の二倍の密度で設置して床の撓みをおさえておいた。また、書棚の下に転倒防止の樹脂素材をかまして転倒防止金具で壁に固定していたのが有効に働いたようだ。パソコンのモニターが少しかしいでいたが、パソコン本体も無事。大きな問題はなかった。
# 書斎にある7架の本棚の製造元である藤代の小島工芸、あなたたちは偉い!良い仕事をしてくれました。震度6弱の地震のゆれでも扉は開放せず、相当の重量物の乗った棚板(厚さ24mm、MDFベタ芯)も撓むことなく、しっかりその役割を果たしました。深く感謝いたします。良いものはいい。しかも、まとめて購入した際には何も言わなかったのに、少なからず値引きをしてくださいました。
2Fに上がると、小さなアロエの鉢物がテーブルから落ちて、床の上に砂をぶちまけていた。まあ、このくらいで済めば仕方ない。回収して砂を詰め直して復元。掃除機とモップをかけて、現状復帰。・・・というところで嫁さんが帰ってきた。19時40分頃だろうか。
風呂場に回ると、シャンプーのボトルが散乱していた。I社の収納は扉が開きやすいらしい。割れ物を置かないように気をつけよう。ここの片付けは嫁さんに任せた。
台所に戻って断水していないかどうか確認。水は出ているのだが、念のため鍋二つに十数 Lくみ置き。これで飲料水と食事だけなら数日はしのげる。もし断水したらトイレの水洗はあきらめるほかない。
その後、NHKのニュースを聞きながら、ネットで情報収集。東日本の広範囲を襲った恐るべき惨状に言葉を失う。Twitterは情報が早い。まあ、精度には気をつけないとチェーンメールまがいのデマも飛び交っている。つくば市のサイトはこの時点ではまだつながった。
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現状、Twitterによれば時限給水は行われている様だが、つくば市の広い範囲でほぼ断水している。つくば市のサイトはアクセスが集中しているためかつながらないので、情報が断片的になるもののTwitterの方が便利だ。様々な情報によると茨城県の浄水場か関連施設で漏水事故が起こっているため送水を制限しているらしい。
確認のため茨城県のサイトを見に行ったが、こちらは簡単につながる。つながるはずだ。ライフラインに関する情報がほとんどない。水道被害状況のPDFはあって、どこの市町村が断水しているかはわかるが、それは住民には自明であって役に立つ情報ではない。それは誰のための情報なのか解らない。必要な情報は、どこで故障があり、復旧作業が行われていて、復旧の見通しはどうなのか、なのだ。
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