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2010年8月の記事

2010年8月30日 (月)

飲む虫除け剤?

こんなニュースが。産経ニュースより。

飲む虫よけ剤商品化? マウス実験で効果確認

2010.8.27 00:07

 蚊が嫌うかんきつ系の香料を飲むと成分が毛穴から発散し、蚊が寄りつかなくなる効果があることを、第一三共ヘルスケア(東京都)がマウス実験で確認した。血を吸われる回数は最大で5分の1に減少。同社は内服用虫よけ剤としての商品化を視野に特許を出願した。同社によると、内服タイプの虫よけ剤は「聞いたことがない」という。

 実験では、食品添加物として用いられる数種類のかんきつ系香料をマウスに投与。最も効果が高かったのはシトラールで、投与から1時間後の観察では、5分間に雌のシマカが皮膚にとまる回数は約4分の1に、血を吸う回数は約5分の1に減った。投与量は体重50キロの人に換算すると数~数十ミリグラムに相当し、飲み薬として非現実的な量ではない。

 同社は「体全体をすきなくバリアできる」とメリットを強調。研究開発部の塙(はなわ)雅明企画グループ長は「商品化するなら、安全性や効能で相当な証拠をそろえる必要がある」と話し、実際に開発に着手するかどうかは反響をみて慎重に判断したい考えだ。

 蚊は動物や人の間で感染症ウイルスを媒介する。地球温暖化による熱帯の蚊の北上も懸念され、今回の香料を家畜の飼料に添加し、感染症拡大を抑えるなどの利用も考えられるという。
 "シトラール"と総称されている香料には、物質としては立体構造が異なる異性体としてゲラニアール (geranial) とネラール (neral)の2種類があるようだ(Wikipediaより)。食品添加物としては”シトラール”という名称で指定添加物リスト(規則別表第1)に掲載されている。となると、毒性は評価済みで、ADIも設定されているのだろうと調べてみると、グループADI(多分、複数の化合物の混合物としてのADI)が0-0.5 (mg/kg bw/day)とされている。
 体重50kgのヒトであれば、ADIの上限は25 mg/day
になる。薬として投与する場合でも記事によれば「数~数十ミリグラム」とのことなので、ADIとほぼ同じオーダーであり、おそらくNOAEL(無作用量)の1/100くらいで毒性はまず見られないだろうから十分に安全と考えて良い。
 効果の方はというと、これはどうやって効くんだろう?血流にのって代謝しないで全身を巡ってそのまま毛穴から分泌されるんだろうか?記事ではそういう書きぶりなんだけど・・・微妙。虫除けは医薬部外品だろうけど、どの程度のデータを求められるものか。

 虫除けと言えば、蚊ということでもう一題。マレーシアで遺伝子組換え蚊を野外放出する見込み。時事通信。

遺伝子組み換え蚊を準備=デング熱対策

8月29日17時59分配信 時事通信

デング熱撲滅のため、マレーシア政府は遺伝子組み換え技術で誕生させた蚊の雄を、10月にも野に放つ準備を進めている。しかし反対の声も強い。

 どんな遺伝子組換え蚊?という疑問はあるが、既に屋外放出を想定したリスク分析の研究も行われている様なのでかなり本気なのだろう。デング熱は致死率はそれほど高くないものの、感染すると非常に苦しいらしい。その上、今のところ効果的なワクチンは開発されていない。罹病しないためには、蚊の防除でしのぐしかないことから考えても、遺伝子組換え蚊の放出は現実的な選択なのだろう。

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2010年8月25日 (水)

顔文字スタンプ

Img_051
 今朝、NHKのニュース番組を見ていたら、ネットでよく見かける顔文字を印字できるスタンプという製品を紹介していた。
 まあ、何に使うのかと言われると困ってしまう様なものだが、論文の別刷りに、"著者謹呈 (^^)/~ "なんてスタンプが押してあるとこれはこれで面白い。

 そこで、ふと思ったのだけれど、論文で良くある言い回しに顔文字を組み合わせて勝手に読んでみると味わいがあるなぁ、と。
 たとえば、こんな感じ。

Introductionの用例

This is the first report of ... キタ━━(゚∀゚)━━ !!

It was not possible to determine whether ... m(. _ .)m

Materials and MethodsとResultsは、事実を淡々と書くので、どちらかと言えば顔文字はなじまないが、強いて言えば、

... (data not shown, m(_ _)m).

The host rice strain cv. Akenohoshi was a kind gift from Dr. Jean Domon, (*^_^*).

Discussionの用例

To our surprise (;*△*;), ...

... (data not shown, (+_+)).

Acknowledgementsの用例

This work was supported by ... m(_ _)m.

We thank Drs. xxx, yyy and ooo for intensive discussions (*^o^*).

 ま、顔文字自体が全世界共通ではないのであまり訴求力はないか。

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2010年8月24日 (火)

アシナガバチのコロニー崩壊?

 ミツバチのそれとは関係ありません。我が家の玄関脇に寓居しているフタモンアシナガバチ一家のことです。8月15日と24日(今日)の映像を比べると、若干ですが頭数が減っている様です。まだコロニーが拡大していく時期だと思うので妙な感じです。
Rimg0442 8/15
Rimg0451 8/24
倍率が違うのだけれど巣のドームが妙な形で破れているようだし。今朝朝刊を取りがてら近くを通ったらスズメバチがうろうろしていたので襲われてしまったのかもしれません。

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2010年8月23日 (月)

Ion torrent systemsのデスクトップ・シーケンサー

 Life technologies (旧 invitrogen)が、Ion torrent systemsを買収すると言うニュースが8/18流れていた。
 それまで私は"Ion torrent systems"という会社を知らなかったのだが、あれこれ調べてみるとこの会社がリリースする予定のDNAシーケンサーは、

  • Pyrosequencingの変法で
  • シリコンチップ上でシーケンス反応を行い
  • 検出系は光学系の代わりに、pHセンサーアレイを使って核酸の重合反応で放出されるH+を検出するので蛍光検出器も蛍光標識核酸も要らず
  • 出力を電気信号で直接取り出すので信号処理用のPCが要らない
  • 従って、シーケンサーの機械部分は試薬ポンプ+バルブ+アンプくらいなので本体価格が安く
  • 試薬も蛍光標識物質が要らないので安い

 などなどメリットが大きな代物であることが分かった。予定価格、スペックとしては

  • 本体価格 $50,000 (500万円以下)
  • 試薬消耗品代 $500/run (5万円以下)
  • 所要時間1時間
  • 今のところリード長は100-200 bp
  • 1 ラン当たり 100 Mb 程度

 シーケンス反応自体は454 life scienceの装置と似たようなものなので、キットを改良すると最終的には500-600 bpくらいまで性能が上がるだろう。

 本体価格もランニングコストも、GS juniorと競争できる・・・というか十分に勝算がある装置で将来的にはこの装置だ。いずれは$500でパーソナル・ゲノムの解読が出来るようになるかもしれない。Illuminaのようなシーケンス拠点用の装置とは対極に位置するものだが、研究室単位で揃えるにはこういうスペックの装置の方が向いている。

 でも、現在のキャピラリー・シーケンサーの後継にあたるような、数十から数百サンプルの同時処理に向いたシーケンサーは出来ないのだろうか。それとも、この種のスーパーシーケンサーを使って、サンプルごとのIDを仕込んだプライマーで予備増幅した試料を混合してシーケンスし、後でIDごとに分類してからアセンブルする、いわゆるbarcode sequencingで対応することになるのだろうか。プラスミドの構築と確認のためのツールとしては何がよいのか今後のアプリケーションの展開が待たれる。

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2010年8月15日 (日)

アシナガバチの巣2

 このところ起きている間中、仕事のことを考えている。ふと気がつくと眉間には縦皺、奥歯をくいしばっていて顎が疲れているという有様だ。ただ考えていたところで問題が片付く訳ではないのだけれど、次に打つ手を準備しておかないことには時間ばかりが過ぎてしまうので、何かアクションがあったときには間髪を入れず動けるように準備だけはしておかなくてはいけない。
 ということで、入院中よりも長くblogが中断してしまったけれど今日からそろりと再開。ちなみに、「アシナガバチの巣」パート1はこちら
---
 庭先にフタモンアシナガバチの巣がある。久しぶりに覗いてみると、巣が大きくなっているし、メンバーが無茶苦茶増えている(日没近くなると皆巣に戻っているようなので、そのあたりを狙って撮影)。しかも、まだ新しいドームが続々と出来ているし、よく見ると卵の入っている巣穴もある様なので、群れはまだ大きくなるのだろう。
0815
 庭先にミントやラベンダーがあるのでその辺で蜜を調達して餌にしているのかもしれない。おとなしい連中だし、ひょっとしたら家庭菜園のクッキングトマトの受粉もしてくれているかもしれないので、しばらく静観しよう。よく見ると、先々週は居なかった顔の黄色い個体が数匹混じっているのだが、どうやらこいつらはオスらしい。メスよりも大顎が華奢な感じがするので、ミツバチの雄同様あまり働かないように出来ているのかもしれない。
 さて、どこまで大きくなるか・・・。

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2010年8月 1日 (日)

アシナガバチの巣

Rimg0436
 フタモンアシナガバチという種らしい。横向きの巣を作ることが多いらしいが、これは上から撮影したところ。ドーム状の蓋が付いた巣穴がいくつもあるので、まだ世代交代が進行中。この巣は10月くらいまでのあと60日ほどは大きくなり続けるだろう。

 あまり攻撃性のない種と言われているが、この連中も出入りの多い玄関脇に巣を作っているので、人の通行は特に問題とも思っていないらしい。カメラを向けても特に臨戦態勢になる様子はなく、巣穴に頭を突っ込んだりして作業に集中していた。

 巣は植木鉢の台にしていた金属製の小さな水切り棚に作られているので、大きくなってハチの出入りが激しくなるようなら、活動のおとなしい夜のうちに台ごとどこかに移動してもらおう。

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