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2009年10月11日 - 2009年10月17日の記事

2009年10月15日 (木)

検査入院→退院→入院

冠動脈造影検査の結果、4-5カ所の梗塞が見つかった。そこで、明日から筑波メディカルセンター病院に入院することになった。

今日は、筑波メディカルセンター病院で医師からバイパス手術とカテーテル手術(経皮的冠動脈形成術)のメリットデメリットの説明をいただいた。主に、手術そのもののメリット・デメリット、合併症のリスク、再発のリスクetc.・・・。

梗塞の箇所が多いのでカテーテル手術は無理かと思ったが、医師からは”できると思いますよ”と意外とあっさりと言っていただけたのと、筑波メディカルセンター病院は、カテーテル手術の実施例が多いので(救急も入っているのだろうけれど)技術的に安定しているだろうという予測の下、カテーテル手術をしてもらうことにした。

近頃、自分で調べる気になれば結構調べられるものなので(参考)、説明を伺いながら医師の説明と自分の記憶の乖離が無いかどうかを確認している感じだった。

抗血栓薬の使用期間が長いのと、それによる副作用のリスクもあるのだが、私は遺伝的に脳梗塞のリスクが高い方なので、抗血栓薬の長期投与はむしろ総合的に見てメリットの方が多いかもしれない(血が止まりにくくなると事故時や他の病気で手術が必要な場合のリスクは高まるのだけれど)。

最後に、”最近症状が出たのはいつ?”と聞かれたので、”弱い痛みなら、ちょっと歩くとほぼ毎日”と答えたら、”早く処置した方が良いので今日から入院できない?”と言われてしまった。・・・ま、色々準備もあるのでもう1日延ばしていただいたのだが。

# この辺で狭心症で救急搬送されると、筑波メディカルセンター病院で緊急手術することになるので、その判断もわからなくはない。どうせならきちんとコントロールできる環境下で手術する方が医者も患者も安心だしね。

と言うわけで、予定では10日ほどブログはお休み。治療に専念します。生きていたらまたお目にかかりましょう(その確率は一般的に、98-99%。ちょっとこのデータは古いかな。上手い医師ならもっと高いはずです)。

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2009年10月13日 (火)

コカイン・ワクチン

CNNニュースより。

コカインの「ワクチン」、世界初の治験 効果ありと米研究者

ロンドン(CNN) 米イェール大学医学部の研究者らが、開発した「コカイン・ワクチン」の治験を実施し、ある程度の効果が得られたとする研究結果を、米医師会が発行する専門誌に発表した。コカイン・ワクチンが人体に接種されるのは、世界で初めて。ワクチンにより体内にコカインへの抗体を作らせることで、 コカイン中毒を食い止める一助になるとしている。

この研究を率いた現ベイラー医科大学のトーマス・コステン博士によると、ワクチン接種で体内にコカイン抗体を作らせ、体内に取り込まれたコカインが抗体と結びつくことで、コカインが脳に流入せず、快感や高揚感を得られなくなるという。その結果、コカインを摂取しても気分が良くならないため、コカイン摂取習慣の解消が見込まれるという。

被験者は2003年10月から05年4月にかけてコネティカット州ニューヘイブン地域で募集した、コカインとアヘンに依存症状を持つ、18─46歳の115人。男性が67%、白人が87%で、ほとんどがコカインを吸引し、マリフアナやアルコールなどへも依存していた。

被験者は2つのグループに分けられ、ワクチンと偽薬(プラセボ)を12週間にわたって5度、接種した。期間中は尿中のコカイン濃度を検査した。

その結果、血中抗体量が1ミリリットルあたり43マイクログラムを超えた38%の被験者で、顕著なコカイン摂取と尿中コカイン濃度の減少が確認された。また、血中抗体量が少ない被験者よりも、多い被験者の方が、よりコカイン吸引の頻度が減ったという。

コステン博士は、中毒に陥るような習慣的なコカイン吸引を防ぐ、有効な手段になりうると主張。また、アルコール以外の中毒性薬物の治療にも応用できる手法だと話している。

この種の記事としては、血中抗体濃度などデータが出てるのはオドロキ。比較のために朝日新聞を以下に引用。

コカイン中毒、「ワクチン」で絶頂感防ぐ 米大学研究

2009年10月13日8時2分

 【ワシントン=勝田敏彦】感染症の予防に使われるワクチンに似た働きをする物質で、コカイン中毒患者の依存症をある程度防げることが、米エール大などのチームの研究でわかった。米医学誌アーカイブズ・オブ・ゼネラル・サイキアトリー10月号に発表した。

 コカイン中毒に対するワクチンは、体の免疫系を刺激してコカイン分子にくっつく抗体を作らせる物質。抗体がついた血液中のコカイン分子は、「血液脳関門」と呼ばれる機構を通過できず、脳に入れなくなり、患者はコカイン吸引による絶頂感が得にくくなる。

 チームは、18~46歳の患者115人を二つのグループに分け、片方にはワクチンを、もう片方には偽薬を注射した。

 その結果、ワクチンを投与された患者の38%で、絶頂感を防ぐのに十分な濃度の抗体が血液中に存在していた。また生活指導などの結果、コカインの使用を半分に減らすことができた患者は、濃度が低いグループでは23%しかいなかったが、濃度が高いグループでは53%いた。

 米国ではコカイン中毒を治療する薬は承認されていないが、米国立保健研究所(NIH)のノラ・ボルコウ博士は「今回の結果は、効果的な治療に向けた有望な一歩だ」とのコメントを発表した。

えーと、薬物の常習性は”絶頂感”によるものでは無いと思うんですけどね。

論文はこちら

  1. Bridget A. Martell et al., “Cocaine Vaccine for the Treatment of Cocaine Dependence in Methadone-Maintained Patients: A Randomized, Double-blind, Placebo-Controlled Efficacy Trial,” Arch Gen Psychiatry 66, no. 10 (October 1, 2009): 1116-1123, doi:10.1001/archgenpsychiatry.2009.128. 

ともあれ、諸般の事情で日本ではできない種類の治験です。”ほとんどがコカインを吸引し、マリフアナやアルコールなどへも依存”という被験者を集めるのも大変そうだし。治療中も少量のコカインを処方しているようだし・・・。

ちょっと気になるのは、

”38%の被験者で、顕著なコカイン摂取と尿中コカイン濃度の減少が確認された。また、血中抗体量が少ない被験者よりも、多い被験者の方が、よりコカイン吸引の頻度が減ったという。 ”

・・・処方というより被験者が自由にコカインを吸引できるのでしょうか。想像の他ですね。

しかし、血流に乗って脳に入る薬物の量が減ると、禁断症状はでないんでしょうかね。

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