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2009年8月23日 - 2009年8月29日の記事

2009年8月29日 (土)

新聞社に公的支援が必要か?

8月24日の毎日新聞にジャーナリストの原寿雄氏が寄稿している

私の読み方が間違っていなければ、「読者離れと広告離れによって今後経営が難しくなる新聞社に対して、新聞は他に代わるものが無く民主主義社会には不可欠であることから、新政権には金銭的な支援を求めたい」と書いているように読める。

以下、該当部分を抜粋。

”公器として権力の監視や社会正義の追求をはじめ公共的な情報をいち早く豊富に安価で提供してきた。恒常的で組織的な取材、調査・分析力。そして、特定の利害に左右されない道義性の高さを肩代わりできる媒体は、当面ほかに見当たらない。”

”欧米の政策を参考にした税制上の優遇や、教育文化政策の一環として、ジャーナリズムの社会的な重要性を学ぶためのカリキュラムを強化したり、義務教育が修了する15歳を機に新聞の1年間無料配布を検討してもいい。年500億円で足りよう。”

私の読解力が足りないのであれば、どうと言うことではないのだが、これって、”公器”としての新聞の自殺行為ではないか。経営が広告料収入をあてにし始めた時点で、企業に対する批判能力は削がれ始めていた訳だし、その上、政府の資金援助まであてにしてしまっては、経営に政府が介入する余地が生じる。中国の人民日報のようになりたいのだろうか。

新聞社では、経営からの編集の独立を謳っているが、それは、読者がそのお題目を信じている場合に限って有効である。読者の信を失ってからでは意味がないのだ。

ちなみに、企業経営が公的資金を注入されるようになると、一部の会社では従業員の賃金はカットされる可能性が高い。

# 某大手新聞社の平均賃金は国家公務員の2倍近くに上るという情報もあるにはあるが、真偽は定かではないので引用はしない。

まして、我が国の政府は、従業員(国家公務員)の賃金をカットしなければ経営が立ちゆかない状況にある。そこから支援を受けるまえに、やることがあるだろう。

まずは、株式を上場して市場から資金調達をしてはどうか。それで報道が偏向するというのなら、株式を公開しているテレビ局の報道は偏向していることになるし、海外の有名新聞社も一緒だ。もし、現状で経営からの編集の独立が十分に果たせていると言うのであれば、株式を上場しても何ら問題ないはずなのだから。

現状のような経営情報の開示では、公的支援の必要性を国民に説明ができないおそれがある。”欧米の政策を参考にした税制上の優遇”を受けたいのであれば、朝日新聞や読売新聞はグループの従業員が5,000人以上の大企業なのだから、当然、それに見合った経営情報の開示が前提になる。

単に私が新聞社の収支決算の情報を知らないだけかもしれないが、非上場の新聞社は収支決算を公開していない様に思う。その経営の安定化のために公的支援を行うのであれば、経営情報の開示の部分も”欧米の政策を参考に”するべきだ

# とはいえ、誰も投資してくれないと悲惨な有様になるのだけれど・・・。

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2009年8月28日 (金)

シャープがLinux搭載の"軽"Net Book、"NetWalker"を発表

プレスリリースはこちら

私はザウルスSLC860というPDAを使っていたことがある。動作がもっさりしていてアプリケーションの起動が遅いので、幾つかのアプリケーションを起動しっぱなしにすると、今度はメモリーが足りないと言ってくる。キーボードも、キーというよりは”ボタン”と言う感じで、あまり長文を打つには向いていない。

メモ代わりに文章を打ち込めるツールが欲しかったのだが、その点ではPDAはあまり向いていなかった。

ということで、ポメラなんかどうだろうかとも思ったのだが、ファイル管理機能がお粗末で、モニターが見づらいのでパス。起動の速さはネットブックには無い美質なのだが、性能の割には値段がね・・・。

いっそネットブックを買おうか、とも思ったのだが私が使っている5年もののPanasonicのノートPC、CF-Y4 (重量は1.5 kg程あるのだが・・・) のバッテリー寿命が7時間なのから見ると、4-5時間しかバッテリーが持たないPCはいくら小型軽量でも使う気になれなかったのでパス。しかも、起動が滅法遅いし。

その点、NetWalkerは3秒強で起動するというのが特徴の一つだ。バッテリーも10時間持つらしい。OSはLinuxだし、bashも動く。多分、Perlも動くだろう。メモリーも512MBあるので、能力的にはちょっと前のノートPCに匹敵する。重量も400 g台なので、ノートPCを持ち歩くのが苦痛になってきた中年のおじさんにもピッタリ。

ただし、いくつかの製品レビューによれば、市販前のプロトタイプではキーボードが若干貧弱だというのが気になるところ。実機を触ってみて、改良の余地ありということであれば、半年-1年先送りして、改良版で様子を見てみよう。

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2009年8月26日 (水)

文部科学省二種告示改正の意見募集

久々にカルタヘナ法関連のネタです。

寄生虫を宿主とした遺伝子組換え実験を行っている人には結構影響が大きいかもしれない。
(居るのかな?)

---
文部科学省が”遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物多様性の確保に関する法律”(カルタヘナ法)の研究開発に関わる第二種使用に関連した”研究開発等に係る省令に基づく告示”の改訂作業を行っている。

8/19から1ヶ月のパブコメ期間中だ。前回の改訂からほぼ1年。前回の積み残しは解消している模様。

# それはさておき、こんなにひっそり意見募集してるとなかなか気づかないよ。BCHのトップページの”お知らせ”にも出ていないし。→ どうよ。生命倫理・安全対策室の皆の衆。

改訂の主なポイントはこちら(PDF)。趣旨は、科学的知見が集積したので、それを踏まえたバージョンアップ。改正点は、

  1. 実験分類未定の生物をクラス2、3、4に追加
  2. 実験分類割り当て済みの微生物等について菌株ごとの見直しと学名の更新

具体的な改正点はこちら(PDF)

私の見たところ、地味に影響が出そうな改訂ポイントは以下の通り(もちろん変更は他にもあります)。

  1. クラス1のウイルスのポジリスト廃止 → ”病原性がないもの”という括りでひとまとめ。
  2. 種名で細分化されていた細菌を、属でひとまとめ。
  3. 新規ウイルス、寄生虫等の追加
  4. Pseudomonas fluorescens biovar I MB101株及びその由来株をクラス1に引き下げ
  5. Salmonella属細菌の整理(血清型で分類し直し。特に、医薬品のAmes test標準株の一つTA1535株をクラス1に変更)

このうち4.、5.の変更は告示の読み方がわからないと判断できないところなので、別紙で説明を加えていただきたかったところ。

もう一点注文をつけさせていただくと(・・・まだあるんかい、と突っ込まれそうですが)、認定宿主ベクター系のPichia pastoris は、経産省の産業利用GILSPリストでは学名が"Komagataella pastoris"に変更され、Pichia pastoris の方がSynonymとして扱われています。Synonymなので、"Komagataella pastoris"に変えろとまでは言いませんが、同じ法律の下で、産業利用と研究開発では学名が違うというのはどうもいただけません。両名併記の方が良いでしょう。

ともあれ、生命倫理・安全対策室もカルタヘナ法対応のスタッフが手薄になっていると伺っております。その中での改訂作業ご苦労様です。

# パブコメの意見待ちの間はなんだか落ち着かないのだよね。

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2009年8月24日 (月)

アメリカ環境医学会のポジションペーパー

遺伝子組換え作物の即時出荷停止を求める”アメリカ環境医学会のポジションペーパー”なるものが発表されたらしい。

オリジナルはこちら

理由は、

"GM foods pose a serious health risk"ならびに
"Multiple animal studies have shown that GM foods cause damage to various organ systems in the body. With this mounting evidence, it is imperative to have a moratorium on GM foods for the safety of our patients' and the public's health," said Dr. Amy Dean, PR chair and Board Member of AAEM.

だそうだ。

即時出荷停止を求めるほど公衆衛生上の有害性に自信があるなら、開発企業と政府を相手取って集団訴訟を起こせば良いのにね。

しかし、仮に、合衆国が遺伝子組換え作物の即時出荷停止を行えば、何が起こるか考えてみると良い。

国際穀物市場では供給がたちどころに逼迫し、価格が高騰する。食料自給率が低い国は、食料調達に難渋する。お金がある国はまだ穀物を買えるかもしれないが、貧しい国は飢餓に見舞われるだろう。お金がある国でも食料価格は高騰し、国民生活を圧迫することになる。

これまでのところ、遺伝子組換え作物によって健康被害は発生していないだろう。飢餓を超えるほどの被害が発生するのなら話は別だが、リスクとベネフィットを秤にかけて考えれば分かるように、あやふやな根拠で規制をかけた場合の損失は計り知れない。

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