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2009年9月11日 (金)

治療方針の違い

読売新聞より。

「新型」感染でもタミフル原則不要、米が指針

 【ワシントン=山田哲朗】米疾病対策センター(CDC)は8日、健康な人は新型インフルエンザに感染しても、タミフルやリレンザなど抗ウイルス薬による治療は原則として必要ないとする投薬指針を発表した。

 抗ウイルス薬の供給には限りがあるほか、過剰投与で耐性ウイルスが出現する恐れが高まるため。CDCのアン・シュケット博士は同日の記者会見で「子供でも大人でも大多数は抗ウイルス薬は必要なく、自宅で休養することで治る」と述べた。

(2009年9月9日13時52分  読売新聞)

”健康な人は”、原則タミフルは不要と言うことですね。その、”健康な人は”というのが、この記事の最も大事なところです。

健康な人にとっては、新型インフルエンザといえども、寝ていれば治る病気であって、逆に休養をとって自然治癒を待つしかない病気ということ。

今回の新型インフルエンザは、通常の季節性インフルエンザ同様、症状が出始めてから7日程度でほぼ回復する。タミフルを服用しても、熱が下がるのが平均1日程度早くなるだけ(治験データ、表6、表8)なので、基礎体力のある人にとってはそれほどありがたい効果はない。寝てられないほど仕事が忙しい人にとってはありがたいのかもしれないが、病気でも1日も余計に休めないのであれば、それは仕事の体制に無理があるのかもしれない。

アメリカの治療方針は、もともとタミフルなどなかったものと思って休め、ということ。新型インフルエンザだけでも国民の1/3が罹患するのだから、そんなものに医療費をかけるな、ということらしいが、これは実は日本でもあてはまるのではないだろうか。患者数が膨大で、しかも基礎体力がある患者の場合は、放っておいてもリスクは高くならず特に治療の必要がないとあれば、安上がりかどうかが選択基準になる。

そうこうしているうちに、

タミフル耐性「新型」、米で人から人へ感染か

 米疾病対策センター(CDC)が10日、週報で発表した。

 タミフルを製造しているスイスの製薬大手ロシュによると、耐性ウイルスは日米などで7日までに13件が報告されているが、いずれのケースも1人の患者から検出されただけで、周囲への感染は確認されていなかった。

 CDCは、健康な成人にタミフルを事前に飲ませる「予防的投与」など、耐性ウイルスの出現をまねく過剰使用を控えるよう呼びかけた。

 CDCの報告によると、米ノースカロライナ州でキャンプに参加していた10代の少女が7月8日、インフルエンザの症状を訴えた。同じ小屋に泊まっていた別の少女も11日に発熱、2人からタミフルに耐性を持つ新型ウイルスが検出された。

 キャンプ場では、6月から新型インフルが流行、発症していない子供や職員計600人以上が、感染予防のため10日間、タミフルやリレンザを服用した。

 2人は、タミフル服用中にもかかわらず発症したため、医師が耐性ウイルスを疑い検査した。キャンプ場では、ほかにも6人がタミフル服用中に発症。最初の少女からもう1人へ感染したか、別の患者から2人に感染したものとみられる。

(2009年9月11日10時56分  読売新聞)
ウイルスの進化は早いからなぁ。キャンプ場から帰って家で寝てるんだな。タミフルが効かない分、1日余計に寝て居なきゃいけないだけだから。

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