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2009年1月13日 (火)

ウイルスを3D画像化できるMRI装置

昨日はウシ一頭、丸ごとスキャンできるMRI装置の開発が行われるか?という話題でしたが、今日は極微小領域をスキャンできる超高分解能のMRI装置の論文の紹介。

# Nature Newsより。

タバコモザイクウイルス(TMV)の撮影ができる高分解能のMRI装置の開発に関する論文が発表された(物理系の論文なので読めやしませんが)。こちらはウシ用MRIと違って、すでに作成されている実働する装置です。10 nm以下の分解能だとか。高分解能化にあたっては微弱な磁場を検出する技術がキモらしい。論文のFigureを見た限りでは、技術的に解決するべき問題はまだ多いと思われるが、今後製品化されるかどうかはニーズ次第だろうか。

私達の研究分野では、あまり高性能でない透過型電子顕微鏡レベルの分解能があれば足りるので、能力的にはこのくらいで十二分。ただし、もっと大きなサンプルをステージに載せられる構造でなければ(例えば種子1粒とか)、折角”MRIなので非破壊で分析できます”と言っても、切り刻まないと”サンプルがステージに乗りません”という無様なことになる。

代謝を行わないウイルスはともかくも、生きた細菌や酵母そして培養細胞を殺さずにMRIで見られるのであれば、細胞内の物質合成の様子も非破壊&リアルタイム&3Dで見られるかもしれない。これは電子顕微鏡や共焦点顕微鏡にはできない芸当だ。

また、光学顕微鏡では標識や染色せずに脂質の膜を可視化することはできないが、MRIであればそれができるかもしれない。一個の細胞の中のミトコンドリアや葉緑体の分裂をリアルタイムで、かつ3Dで見ることができたら細胞生物学が再構築されることになるだろう。

# 時間分解能はどのくらいなんだろう。細胞に”はい、動かないで”と言っても聞いてくれる訳はなし。

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