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2008年1月6日 - 2008年1月12日の記事

2008年1月 7日 (月)

クローン動物由来の肉、乳製品に関するFDAのリスク評価についての報道

ニュースソース不詳ですが、以下の報道があり。

【1月5日 AFP】米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)は4日、米食品医薬品局(US Food and Drug AdministrationFDA)が来週にもクローン動物やその子孫から製造した乳製品や精肉について安全宣言を行う見通しだと報じた。情報源は明らかにしていない。
 
   FDA報道官はAFPの取材に対し、リスク評価に関する最終報告書をまとめている最中で公表時期は不明と述べた。
 
   FDAは2006年12月、クローン技術によってつくられた牛やブタ、ヤギなどの家畜の肉やミルクについて、従来の製品と異なる点はないと発表している。また、クローン技術について、畜産業界がすでに導入済みの人工授精や体外受精、胚移植などの交配技術より優れているとの見解を示している。
 
   同紙は、仮にFDAがクローン動物を用いた食品の安全性を確認したと宣言した場合でも、これらの製品が市場に並ぶまでには3-5年を要するだろうとしている。(c)AFP

同様の記事がワシントンポストにも出ていたとの複数の報道があるので、政府当局者からのリークがありそうな線。 ただ、記事を読んでも受精卵クローンか体細胞クローンか、私にはさっぱりわからない。体細胞クローンについては、2003年時点でロイター通信が安全性評価の報告書の要約を入手したと伝えられたが、その後さっぱり音沙汰なし。

さて、リスク評価の結果については、おそらく科学的な見地から懸念材料は見あたらないとする結論になるものと思われるが、FDAがどのような観点からクローン動物由来の食品の安全性(健康影響)評価を行ったのかについては非常に興味がある。

ちなみに、高級霜降り牛肉は、中性脂肪およびコレステロールを大量に含むため、毎日1kg以上摂取すると脳梗塞あるいは心筋梗塞などの循環器系疾患のリスクを高めることが科学的根拠から推定されている。・・・冗談です。どうせ、そんなに大量に高級牛肉を食べられっこないので負け惜しみです。でも、 それだけ食べ続けたら体に悪いことには違いない。

また、クローン動物の誕生から久しい今日この頃になって、今更のように評価結果が出てくるというのは、どうしたものだろうか。いつから評価が始まったのか、長く店ざらしになっていたのか? と言う興味もある。

一方、日本の消費者の懸念としては、おそらく”クローン動物の肉を知らずに食べてしまったらどうしよう” というものがあるのだろう。しかし、アメリカにおいてクローン動物自体の生産コストが飛躍的に安くなるか、あるいは、 クローン技術で生産された家畜の食肉の付加価値が飛躍的に高くなる、ということがおこらない限り従来の方法で生産された食肉に対して、 価格面でのメリットがありませんので現実に流通する可能性はきわめて低いと考えられる。 従来の体細胞クローン技術では繁殖可能な親牛にまで生育する歩留まりが悪くて、 クローン牛そのものを肉牛にしていたのではとても採算がとれるとは思えない。

なので、低価格を武器にしているアメリカ産牛肉であれば、 わざわざ高価なクローン牛をつぶして肉にするなんてもったいないことはしないはず。あるとすれば、高級な和牛あるいは韓牛(韓国の牛) のクローンを種牛として生産し、その子孫を高品質なF1として出荷すると言う、 クローンそのものではなくその後代を増殖する方法を採るだろう。この方法であれば、 遺伝的には和牛に近い肉牛を低コストで生産できる可能性がある。とはいえ、アメリカで主流となっているような粗放な肥育方法では、 和牛に近い肉質に仕上がるとは思えない。

そう、もしもあなたがアメリカ産超高級牛肉(そんなものがあったとして、ですが)を食べている方であれば、 数年後にはクローン牛を食べる僥倖にありつけるかもしれません。

ともあれ、牛のクローン技術については日本はかなり研究が進んでおり、 数年前に居た職場では試験終了後の受精卵クローン和牛の肉が払い下げられて居た。私の記憶では、 高級和牛の市価とあまり変わらなかったのでとても手が出なかったものの、至れり尽くせりの肥育をされた高級牛肉、 クローンだろうが何だろうが食べておけば良かった・・・。

ところで、ミカン、リンゴ、ナシといった果樹はクローン植物だということはご存じですか? 私は高級クローン和牛には手が出ないので、クローン・ミカンでも食べるとしよう。その方が、中性脂肪たっぷりの牛肉よりも体に良さそうだし。

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