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2008年10月 6日 (月)

超ミニがお好き? -ナノ・ブタ!-

超ミニを超えるとマイクロミニ?スカートの丈と同じ発想なのかいな。ミニブタよりもさらに小さなブタを開発中とのこと。朝日新聞より。

 

体重10キロ「ミニミニ豚」 医療実験用に品種改良

   成熟しても中型犬程度(約10キロ)の大きさにおさまる世界最小クラスの「極小ミニ豚」を、   静岡県富士宮市の畜産業者が開発した。豚は臓器の生理機能や皮膚の特徴が人間に似ていて、欧米では実験用動物に用いられている。   畜産業者は県とともに品種改良に取り組んでいる。  

 極小ミニ豚は03年、富士宮市の農事組合法人「富士農場サービス」が生み出した。現在は4世代まで生まれて、約80匹に増えた。    今後「マイクロミニ」(仮称)として品種登録する予定だ。

 医療実験には、マウスやモルモット、ビーグル犬のほか、欧米では体重40~50キロの「ミニ豚」も使われている。しかし、   ミニ豚は小型動物に比べて体が大きく、飼育や新薬投与にコストがかかり、国内の使用例は少ない。

 しかし、極小ミニ豚ならば、飼育施設や飼料費を小型動物なみに抑えることが可能という。今後は、個体差を少なくしたり、   繁殖能力を高めたりして、10年度をメドに品種改良を実現させる。成功すれば、国内外で新薬開発などへの貢献が期待される。

 県中小家畜研究センター研究主幹で獣医学博士の河原崎達雄さんは「まず、遺伝子の解析に取り組む。   いますぐ実験に使えるわけではないが、ぜひ計画を成功させたい」と話している。(中野渉)

大人でも体重10キロ程度というの非常に画期的です。これまでのミニブタでも25 kg以下というのが非常に小さい部類らしいのですが、これはその半分以下ですから、 これはもうマイクロを通り越して今はやりの"nano"をつけて"ナノブタ"と呼んであげたいくらいです。

小さければよいと言うのであればマウスの方が当然小さいのですが、 マウスは脂肪酸代謝系がヒトと違っているらしいので、循環器系の疾患や高脂血症、 高コレステロール血症などのメタボリックシンドロームのモデル動物としては使いにくかったのだそうです(参考)。

とはいえ、実験動物としては体重は中型犬並なのでよく食べる方でしょうから、 経口毒性試験用のモデル動物としてはあまり使いたくありません。26や52週の週亜慢性毒性試験をしようとすると、 実験材料を確保するのが大変そうなので。

一方、家系管理をするため遺伝的にある程度均一にできるので、 野生集団由来のサルよりも精度の良い試験ができるかも知れません。

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コメント

10キロのナノ?豚さんならほとんど、食べません。我が家の20kgのマイクロミニブタ?で、カップ300cc、1日2杯で充分です。

ちなみに、育種違いの68kgのミニブタも居ますけど。

 でもね、仮に一頭で1日に100gも餌を食べると、1群3頭x26週x7日x100g=54.6 kgにも達します。試料とコントロール1群ずつで110 kgくらい。
 これに、食べ残しや給餌の際にこぼすなどでどうしても無駄になってしまう分を20%くらい見積もると132 kg。試験用の飼料の消費量としてみると結構沢山食べる方です。これだけの餌があれば、体重30 g以下で止まるマウスや400 g以下で止まるラットであれば、もっと沢山飼えるので試験精度が上げられますから。

・・・ということで、どうしてもブタでなければいけない、という試験以外にはミニブタは使わない方が賢明だと思います。

もちろん、ラットと豚で、餌の消費量の差があるのは、計算するまでもないことです。ラットが手軽だから、使っているのですから。ただ、ラットでは、解明できない実験もあり、

http://www.sinclairbioresources.com/Products/Sinclair.aspx

で、販売されているように複数の研究分野での動物モデルとして使用されます 、泌尿生殖器、筋骨格系心血管系の腫瘍(悪性黒色腫) 、免疫学、生殖毒性、催奇形性、皮膚科、消化器病学、呼吸、栄養、小児科等
ミニチュア豚のシンクレアの1つの系統の悪性黒色腫自然退行開発しています。

このように、病気疾患モデルとしては、人間に、近いため、より人間用の医療技術開発に、ラットより、役立つ場合もあります。

ラットで、すべての動物実験が、出来れば良いのですが。。

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