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2008年8月12日 (火)

食べられる蛍光タンパク質

うーん、どこに蛍光タンパク質が入ってるのかな、とおもいつつ晩飯に中国産ウナギの蒲焼きを食した。

蛍光タンパク質が入っているといっても、遺伝子組換え生物に限った話ではない。もちろん、 食べたのはウナギなのでオワンクラゲやサンゴでもない。

実は、ウナギの筋肉には、もともと蛍光タンパク質が含まれている。鹿児島大学 水産学部教授 林征一 先生の研究テーマで、 特許も出願されている(P2007- 254371A)。
このタンパク質はの詳細は特許明細にかかれているが、蛍光波長はEx. 450-490, Em. 500-550 (望ましくは527 nmなのでGFPよりちょっと長波長、EYFPとは一緒)、分子量16.5 kDaの単量体 (これまで知られている蛍光タンパク質の中では相当に小さい)で、何より面白いのは日本種ウナギAnguilla japonica の筋肉に含まれている点だ。つまりGFPやDsRed等と違って、 ヒトの食経験のある蛍光タンパク質ということになる。食品安全委員会の審査をパスしやすいタンパク質だ。

しかも、脊椎動物由来の蛍光タンパク質というのは、まだ他には知られていない初めての発見ではないだろうか?
# ウナギ以外の魚類や両生類には無いのだろうか?

これは遺伝子組換え植物の識別用マーカー遺伝子使えば、トレーサビリティーを確保する上で有効なツールになるかもしれない。

しかし、特許明細を見た感じでは、まだ遺伝子がクローニングされていない様子。となると、自分で単離するのはしんどいなぁ。 牛久沼で天然物を捕まえてきて、蛍光タンパク質を単離・精製して、N末の構造を決めてオリゴDNAを作って、RACEでcDNAを拾って、 発現ベクターにクローニングして、大腸菌で発現させて蛍光を確認して・・・で、残ったウナギは焼いて食べる、 と言うわけにも行かないだろうな。時間も金もかかるし、既に遺伝子についても特許申請されているし。 遺伝子が取れてもご苦労さんと言われておしまいですね。

# なお、この情報は一般に広く公開されているものであり、職務上知り得た秘密には該当しません。

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コメント

何なら小職が捕まえてきましょうか。
地元ですので穴場を知っておりますが・・・。

ついでに、さばいて蒸して白焼きにしていただけるとありがたいのですが。ええ、蛍光を見たいのなら蒲焼はいけません。タレがじゃまなので。

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