「まるでナッツ」を飲んでみた。
超有名ブロガーの”小鳥ピヨピヨ”さんが飲んでくださってるんですね、アサヒビールの焼酎、「まるでナッツ」。いや光栄です。
「飲んでくださってる」て言うのは不肖わたくし、原材料の”裸麦”品種、「ダイシモチ」の育成者の末席をけがしております。ですので、 「ダイシモチ」が売れると、育成者として幾ばくかのスズメの涙ほどの補償金(著作権料みたいなものです)をいただけます(・・・ ではないのですが、うれしくて3本も買ってしまいました)。
いまやオオムギの育成事業からも遠ざかっていますので、ささやかなエールを送る立場ではありますが。
さて、肝心の製品です。
私もさっき飲んでみた所ですが、オン・ザ・ロックあるいは、生のままで飲むと、若い焼酎らしいアルコールのきつさで、 あまり香りが楽しめません。1:1位の水割りにしたほうが良いでしょう。口当たりがまろやかになって、後口にのどの奥からわき上がる香りが、 ナッツ(アーモンドというよりは、ローストしたピーナッツ)そっくりです。
たしかに、味わって飲めば「まるでナッツ」ですが、食事しながらですと、”まるで”、というよりは「何となくナッツ・・・?」 という感じです。そこのところ、あまり期待しないでくださいね。チーズには合います。
この、「ダイシモチ」 の畑は結構な見物でした。一面の畑に、”紫色”の穂波が風になびくという光景は。この「ダイシモチ」は旧系統名が四国裸95号といいます。 香川県の善通寺市(あるいは、愛媛県の重信町)で栽培されています。穂が揃う時期には、車で遠くの国道を走っていても、 その紫色を帯びた畑が分かったものです。
この焼酎とこの品種が、末永く皆様に愛されんことを彼方より願ってやみません。ちなみに、ダイシモチのおいしさは、 丸麦や発芽大麦よりも、押麦にした方がよく分かります。モチ性品種なので、麦飯にしてもご飯がパラパラとほぐれることはなく、 ほおばるとふっくらとした食感とほのかな甘みが口中に広がります。・・・ どこかで売っているかもしれませんので興味のある方はネットで探してみると良いでしょう。
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