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2008年7月22日 (火)

水素水って!?

なんだかなぁ・・・。

水素水に記憶力低下抑制効果、日医大教授がマウスで確認

 水素水を飲むことで、記憶力(認知機能)の低下を抑えられることを日本医大の太田成男教授らが動物実験で確認した。

 認知症の予防や治療にも道を開く成果で、科学誌ニューロサイコファーマコロジー電子版に発表した。

 ストレスによって記憶力が低下することは知られている。研究チームは、マウスを狭い空間に閉じ込め、 餌を与えないなどのストレスを加えたうえで、記憶力が、水素が大量に溶け込んだ水と通常の水を飲ませた場合でどのくらい違うか、 10匹ずつ、三つの方法で6週間かけて比較した。

 その結果、いずれの場合も水素水を飲ませた方が記憶力が顕著に高く、ストレスのないマウスとほぼ同等だった。 記憶をつかさどる脳の領域(海馬)における神経幹細胞の増殖能力も同様の傾向だった。

 研究チームは昨年、水素が活性酸素を取り除き、脳梗塞(こうそく)による脳障害を半減させることを確認。 認知症は活性酸素などによって神経細胞が変性する病気とされるが、太田教授は 「水素水を飲まないマウスの海馬には活性酸素によって作られた物質が蓄積していた。 水素水が活性酸素によって低下した神経細胞の増殖能力を回復させ、記憶力低下も抑制したと考えられる」と話している。
(2008年7月19日01時27分  読売新聞)

水に溶かした水素が消化管で吸収されて血流に乗り、脳に届いて活性酸素を分解したのでしょうか。 還元作用があるというのであれば、水素よりももっと水溶性の高いビタミンCなんかじゃダメなんでしょうか。 どうも私の理解の及ばないお話のようです。オリジナルはこちら

ちなみに、過去に水素水関連で公正取引委員会から排除勧告を受けた製品は2件ありました。

  1. ニューアクアイザー
  2. スーパーハイドロマスター

こんなのとは関係のない研究だと思いますが。

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コメント

学会などで見ている限り、太田先生は立派な研究者で、著書もいくつか拝読しております。しかし、原著論文にはこんな一節が...Dr Ohta is a director of Mitos Co. Ltd (Kawasaki, Japan), and a scientific adviser to Blue Mercury Inc. (Tokyo, Japan). Blue Mercury Inc. supplied the fresh hydrogen water used in this study and has donated a research division to our institute.

ともひこさんと太田先生は”ミトコンつながり”でしょうか。
ともあれ、科学的に水素水に何らかの効果があるとしてエビデンスが示されたということと、水素水発生装置のような個別の製品が効果があると言うことは、同一ではありません。
研究成果を普及させたいとしてベンチャーを立ち上げるのも、それ自体ちっとも悪いことではありません。
しかし、よくよく気をつけないと研究分野によっては金儲けの道具にされてしまいます。

実験医学8月号に詳細が載っていました。ビタミンCは還元力が強すぎて逆に良くないそうです。水素の適度な還元力が良いのではないか、とのことでした。「なお、電解還元水、活性水素水、飲む水素、マイナス水素イオンなどの健康飲料あるいは健康サプリメントと称するものとは、本研究並びに本稿は全くの無関係であることを明記します」(実験医学8月号より)

なーるほど、です。であれば、抗酸化作用のある有効成分は水中の溶存水素なので「水素水」などと言わず、「水中溶存水素」には活性酸素除去能があると言えば、いかがわしいものと差別化できるのに。

ちょっと話題に飛びつくのが遅れたのですが、私の身内も水素水にはまっています。

水素水は値段的に高くはないのですが、彼女は高額な支援をしています。彼女の説明によれば、多くの日本人研究者がかかわっていて多数の報告をしているとのこと。

私自身、水素水の報告を読んで勉強しようと思っていたので、太田先生の関連ペーパーを読んでみようと思います。

私の意見をちょっとだけ。還元能のある水素水を飲むのもいいかもしれませんが、活性酸素の発生をさせない食習慣のほうが重要だと思います。

ビタミンCは還元能が強すぎると言っているけど、それはビタミンCを単一の栄養素として摂るからじゃないですか?ビタミンの豊富な果物として摂ったらどうでしょう?

水素水と普通の水を比べているけど、水素水を飲む習慣と豊富な果物を食べる習慣で比べたらどうなんだろう?

わからない事だらけですよね。ビタミンにしても水素にしても、Nutritionismの考えに囚われないようにする態度が重要だと思います。

無駄に活性酸素を発生させない方がよいというのは、その通りだと思います。
一方、全身に還元剤が浸透している状況というのは、あまり普通とは言えないでしょう。免疫担当細胞が細菌を攻撃する際に発生する活性酸素まで消去してしまったり、活性酸素だけでなく体内のシグナル伝達に関わる酸化反応まで押さえてしまっては、もう健康な状態とは言えません。

また、考えてみると還元剤が血流に乗っているということと細胞内の活性酸素の発生場所できちんと還元作用を発揮すると言う問題は別です。膜構造に包まれたミトコンドリア内に経口投与した水溶性のビタミンCが到達するのはかなり難しそうです。経口投与の水素が末梢血や神経細胞まで到達できたかどうかは、おそらく測定できませんので、直接的なエビデンスを示すのは難しいでしょう。論文でもそこまでは書いていないのでは?

栄養素にしても水素水にしても、不足を補うと言うというレベルでは効果を発揮するでしょうが、閾値を超えて多く摂取しても用量に応じて良く効くと言うものでは無いはずです。

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