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2008年7月 2日 (水)

EUの遺伝子組換え作物に対する規制

ニュース・ソースは日経Food Science。EUでは遺伝子組換え作物の利用拡大に向けた動きがあるらしい。

  • 欧州委員会委員長 急騰する食糧価格を切り下げるために、各国政府はGMOの可能性を認めるべきだと強く要請。
  • 欧州委員会 保健・消費者保護総局 長官 未承認GMOの微量混入に閾値を設ける提案へ?
  • EU承認済みのGMトウモロコシの輸入・利用を拒否してきたオーストリアの禁止令が08年5月27日に撤廃。
  • Nestle社会長は、ヨーロッパの政策当局に対し、GMOに対する反対姿勢の再考を促す。

そして、記事の文章中に次のような記述がある。

この論拠であるヨーロッパのGMO忌避がアフリカ諸国に影響を与え、 輸出への懸念からそのGMO栽培を遅らせているという理屈は、 心あるヨーロッパ人たちにとって、おそらく最も痛いところを突いている。 欧州委員会Peter Mandelson通商委員長は、 直ちにアフリカいじめを否定し、欧州委員会に責任はなく、 しばしば見られる欧州各国政府のGMO拒否の姿勢に落胆しているとコメントを出している。

私はアフリカ諸国が国際市場を通じてどの国の農産物を購入しているかは知らない。しかし、 EUのGM作物に対する解禁は、域内での栽培と、輸入の許可がペアでなければならないだろう。もしそうでなければ、 国際的な穀物市場に大きな混乱を引き起こすのではないかと懸念する。

なぜならば、現在、GM作物の輸出能力が高い合衆国および南米産のGM大豆やトウモロコシは、 輸入規制をしているEUへはあまり回らずに、日本、中国、アフリカ等に輸出されている。そこに、 EUという新たな大口の取引先が突然生まれたらどうなるか?ただでさえ高騰している穀物がさらに高くなることは間違いないだろう。 EUには域内での栽培規制を緩和していただいて、穀物の生産力を向上してもらわないと、短期間で受給バランスが崩れてしまうおそれがある。

日本向けの飼料の国際価格を考えるならば、むしろEUには輸入規制を続けていただいた方がありがたいのだ。

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