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2008年6月23日 (月)

アジサイには毒があります

2010/6/16 情報が古くなってきたので、こちらで更新しました。

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つくば発、天然毒による集団食中毒。朝日新聞より。

アジサイの葉を食べ食中毒

2008年06月23日

 県保健福祉部は22日、つくば市の男性1人、女性7人が、同市の飲食店でアジサイの葉を食べ、食中毒になったと発表した。 県は料理を出した「遊食伊太利庵藤右エ門栄(ゆうしょくいたりあんとうえもんさかえ)」を同日、営業禁止処分にした。
     同部によると、アジサイの葉やつぼみ、根には青酸配糖体と呼ばれる有毒成分が含まれる。かんだり胃の消化酵素と反応すると、吐き気やめまい、けいれんなどを起こし、死に至ることもあるという。
     13日夜、客の1グループ19人の料理の添え物にアジサイの葉を出したところ、10人が食べ8人が吐き気やめまいなどを訴えた。2人が医療機関を受診したが、いずれも軽症という。
     同部は「季節料理の彩りのために出したようだが、決して出さないでほしいし、客も食べないでほしい」と呼びかけている。

 梅雨時らしい季節の話題ですね。季語のアジサイと食中毒。すばらし・・・くもないか。保健福祉部の 「客も食べないでほしい」という呼びかけも何だか笑えます。 アジサイの葉の形はエゴマにちょっと似ているので、黙って出されたら私でも食べてしまうかも知れません。

 アジサイに毒性があるとは知りませんでした。調べてみると種としては同一のHydrangea macrophylla var. thunbergii の方は、甘茶の原料で、甘味物質を生成するらしい。ただし、 若い葉青酸配糖体が含まれており、葉の成長とともに減少し痕跡程度になるするとある。 レストランでは、様子の良い若い葉を出したのでしょう。親切のつもりが仇になった模様。

 青酸配当体は胃酸と反応するのかと思ったら、 Wikipediaによると腸内細菌のβ-グルコシダーゼで糖鎖が分解されてシアン化水素が生成するとある。・・・だとすると、 上の記事とは作用機序が違います。また食後30分くらいは無症状ですね。

 使いようでは口に甘い甘味料ですが、そのまま食べると有毒植物。ですが、 青酸配糖体はウメやジャガイモの芽など植物毒素としてはポピュラーですのでアジサイが特に危険というわけではありません。 眺めるだけにしておけばいいんですから。

 それはさておき、アジサイの学名はHydrangea macrophyllaです。 Hydrangea otakusa Siebold et Zuccariniというシーボルトの命名は二番目だったため無効らしいとのこと。

 ついでに、関連する面白いお話。伊豆半島、 天城の地名の由来は甘茶にあるとか

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コメント

確かにアジサイの毒はあまり知られていませんね。
見慣れぬ葉でもエディブルフラワーなんてのもあるから、皿に盛られていれば食べちゃうんでしょうね。それに、ビニール製のアジサイの葉が和菓子の飾りに使われたりしますから、本物の葉なら食べられると考えてもやむを得ないのかも知れません。

ビニール製にしておけば安全かというと、先日、給食で出されたビニール製の柏餅の葉を食べちゃった事件(?)がありましたから油断禁物です。まあ、毒は無いので中毒にはならないでしょうが。

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