新型インフルエンザ、プレパンデミックワクチン出そろう
日本経済新聞より。
化血研、新型インフル用ワクチンの製造販売承認を申請
ワクチン製造の財団法人・化学及血清療法研究所(化血研、熊本市)は24日、 新型インフルエンザの大流行に備えて政府が備蓄を進めている事前接種用の「プレパンデミック・ワクチン」の製造・ 販売の承認を厚生労働省に申請したと発表した。申請は北里研究所とデンカ生研、阪大微生物病研究会に続いて4 件目。
化血研が承認申請したプレパンデミック・ワクチンは、病原性の強い「H5N1型」 と呼ばれる鳥インフルエンザのウイルスをもとにつくった。新型インフルエンザの発生に備えて政府はすでに2000万人分を備蓄し、 さらに増やす方向で検討している。 (20:11)
これで国内の主要なインフルエンザ・ワクチンメーカーの製品が揃って申請された事になる。
そうこうしているうちに、穀物の国際価格が上がり、ニワトリの飼料が値上がりし、 原油価格高騰で冬場の暖房費も上がり、その結果、有精卵の価格も上がり・・・結局ワクチンの原材料も高騰をどう吸収するのか。 結構、頭の痛いところ。農家がニワトリの頭数を維持できなくなってはワクチン製造にも影響が出るので、 きちんと支援して数を維持してもらう必要もある。
こういう特殊事情で製造する医薬品も、 承認申請して認可されてからでなければ製品版のロットを製造してはいけないのだろうか。工場の製造能力からして、 プレパンデミックワクチンは通常のインフルエンザワクチンの繁忙期には作れない性質のものなので、認可が下りてからあとは、 時間との戦いになるだろう。
順調に製造しても6ヶ月位かかるのであれば、ワクチン原液はそろそろ準備を始めないと。 4月ももう下旬だ。
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