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2007年10月10日 (水)

”ノックアウト・マウス”の作成技術にノーベル賞

昨日のニュースですが、ノックアウト・マウスの作成の基礎技術の開発者にノーベル賞が送られることになった。おめでとう御座います。

疾患モデル動物の開発と言う視点なので、ノックアウト・線虫ではなく、マウスなんでしょうか。高等動物ならでは、さまざまな疾患モデルの開発と言う意味でこれまでもインパクトはあったし、これからも機能未知の遺伝子の機能解明に一役買うだろうことは間違いない。

# あ、また地震だ。11:44。震度1くらいか。

受賞対象の技術は、相同組換えを利用した特定遺伝子の破壊と言う意味で、ノックアウトと名づけられたものだが、遺伝子の機能を止める方法はこの他に、特定の細胞でだけ遺伝子の働きを止めるバリエーションとしての条件ノックアウトや、ノックダウンというものもあり様々な発展形が開発されている。

福岡伸一先生も著書に書いているが、特定の遺伝子を破壊して機能の欠損を狙っても、一見何も起こらない事もある。

生物の懐の深さともいうべき現象だが、そうでなくても、胚発生に関わる遺伝子や、生殖細胞の分化に関わる遺伝子など、世代の交代に関わる遺伝子は破壊してしまうと「遺伝しない」場合があり、解析できないこともある。あるケースではうまくいかないことがあるにせよ、概ね上手くいくのであれば、だからといってその研究手法の利用価値が低いことにはならない。

破壊した遺伝子がそれぞれ異なる、一見正常な遺伝子破壊マウス同士を交配すると後代では何かの異常が起きることもあるだろう。そう、例えば、複数の遺伝子が関連していると考えられる人の疾患のように。おそらく、そんなケースは山ほどあるだろう。

だから、そんな場合でも「あ、駄目だった」といって投げ出すのではなく、関連する情報を集めつつ粘って見るべきなんでしょう。そのうち、同じ代謝経路の他の遺伝子をノックアウトして、やっぱり何の変化も無かったという研究グループが現れるかも知れないしね。

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