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2007年9月13日 (木)

MON863の安全性に関する食品安全委員会の見解 - final & 動物飼料としてのGMOについての評価

今日(9/13)、食品安全委員会のホームページをチェックしたところ、第204回委員会の議事録が掲載されていた。 この会議では、表題にもあるモンサント社開発の遺伝子組換えトウモロコシ・MON863に対して、 フランスの研究者らから安全性に疑義があるとの論文が出され、 食品安全委員会が遺伝子組換え食品専門調査会に評価を付託していた件についての報告がある (しかし、この報告書は何でプリントアウトをスキャンしたものなんだろ?)。

遺伝子組換え食品専門調査会は平成14年に評価済みのMON863について、 新たに人の健康に危害を及ぼす可能性は認められないとの報告書をまとめ、その報告を第204回食品安全委員会は妥当であるとして了承した。

つまり、日本政府の公式な対応としては、「これまでも問題なかったし、新たな問題もない。だから特に対応する必要はない」 の一点に尽きる。評価も対応も、これでおしまい。声明も、コメントもなし、である。

もしどなたか、第204回食品安全委員会のこの対応を取り上げたマスメディアがBiotechnology Japan以外に1社でもあれば、教えていただきたい。コメントでもトラックバックでも良いので、お願い申し上げます。

騒ぐだけ騒いで、結局問題ないということになっても火消しをしないのは全く無責任である。さあどうする? グリーンピースはこんな要請書まで出しちゃって。

 


 

話変わって、飼料用遺伝子組換え作物の評価に関わるESFAの動きについて。

すでに食品安全情報blogでも取り上げられているが、 別の視点から。

http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Statement/gmo_EFSA_statement_DNA_proteins_gastroint.pdf

GM飼料を与えられた動物由来の肉、卵、ミルクに組換え体由来のDNAやタンパク質は含まれるか?と言う話である。

EFSAはECの要請に従って、関連する文献の調査を行った。結論をつまみ食いすると

(1)生物学的に活性のある遺伝子や蛋白質は、食品や飼料中に様々な量で普通に含まれる。食べると、 ヒトや動物の消化管内で短いDNA断片やペプチド断片に速やかに分解される。

(2)今日まで、多数の家畜での実験で、GM植物に由来する組換えDNA断片や蛋白質がブロイラー、ウシ、ブタ、 ウズラの組織や体液や可食部から検出されたことはない。

ということ。このような当然の事実もあるので、 飼料としての審査の際に動物実験のデータを求めるような制度にはなっていない。また、 遺伝子組換え作物由来の飼料で育った家畜を区別するような表示制度にもなっていない。

では、いつまで飼料安全性についても審査する必要があるのだろうか?このステートメント(声明)を受けて、 いずれは飼料についての安全性評価は要らなくなる日が来るかもしれない。

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