2020年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

最近のトラックバック

どこからきたの?

  • なかのひと

Google Analytics

« 2006年12月 | トップページ | 2007年4月 »

2007年1月の記事

2007年1月 7日 (日)

「トゥルーフード」という、もう一枚のレッテル

GreenPeaceが遺伝子組換え農作物を槍玉に上げて、「トゥルーフード」というキャンペーン活動を行っている。

彼らの言う 「トゥルーフード」の基準は、

  • 遺伝子組み換え原料を使っていない食品です
  • 環境とわたしたちの健康をまもることにつながる食品です
  • 持続可能な農業を応援する食品です

だという。これは一種の食品表示の基準である。議論を進めるために、便宜的にこの基準に

  1. 遺伝子組み換え原料を使っていない食品
  2. 環境とわたしたちの健康をまもることにつながる食品
  3. 持続可能な農業を応援する食品

と番号を振らせていただく。

これらの表示基準のうち科学的に検証可能なものは、恐らく1.だけであろう。なぜならば、1.の判断基準は「使っている・いない」 であって、客観的な基準であるが、2.3.については「・・・につながる食品」あるいは「・・・応援する食品」とされており、 食品そのものが何かに「つながる」こと、あるいは「応援する」ことか、定義されていないし、測定することもできないため、 (GreenPeaceの)恣意的判断にゆだねざるを得ないからである。

「トゥルーフード」を推奨する一方で、GreenPeaceは政府による食品表示の大半を、分かりにくい、あるいは、あいまいである、 という理由で攻撃している。例外は有機JASマークで、このマークのある食品は「グリーン」になるという。

では、これらの基準による「トゥルーフード」の判定をGreenPeaceはどのような手順で実施したのだろうか?

彼らの調査方法は、このページに記載されている。 要するに、食品会社にアンケートを送り、「遺伝子組み換え作物由来の原料使用についての方針及び現状を調査しました。」とある。

しかし、アンケートの内容が公開されていないことから、この記述で表示基準の2.3.についてGreenPeaceが、 どのように調査したのかはわからない。それとも、「遺伝子組み換え原料を使っていない食品」であれば、必ず2.3. の基準を満たすと考えているのだろうか?少なくとも、公開された情報からは、2.3.の基準については何が「トゥルーフード」に該当し、 何がそうでないのかを一般人が判断できる基準は示されておらず、もし「トゥルーフード」を選ぼうと思うならば、 GreenPeaceの判断に頼らざるを得ない。

つまるところ、GreenPeaceの言う「トゥルーフード」とは、GreenPeaceのアンケート調査と聞き取りから 「食品会社が遺伝子組換え作物を使っていないと見做している」食品、そして政府の有機JASの認証によって、 遺伝子組換え作物を使っていない、とされている食品に対して貼られた、もう一枚のレッテルと言うことができるだろう。 それは、 法律に基づく表示よりも信頼するに足りるものなのだろうか?
一般の消費者が、「環境とわたしたちの健康をまもることにつながる食品」や「持続可能な農業を応援する食品」 を選びたいと考えて商品を選択したいのならば、GreenPeaceの推奨する「トゥルーフード」の表示に頼っていてはいけない。 その表示基準は、5%以下の割合で遺伝子組換え作物が含まれているJAS法の認める「遺伝子組換えでない」 と言う表示を若干厳しくした程度のものであって、「環境とわたしたちの健康をまもること」や「持続可能な農業を」 推進する目的を達成するには、あまり当てにならないものだからだ。
green?red?
なお、The True Food NetworkThe True Food Shopping Guideでは、単に遺伝子組換え作物を原料としているか否かのみを基準にして、 "NON-GENETICALLY ENGINEERED INGREDIENTS"と"GENETICALLY ENGINEERED INGREDIENTS"に分けている。日本版の『トゥルーフード・ガイド』 の"グリーン"と"レッド"も判断の基準は、 「遺伝子組み換え原料を使用していないと保証する書面を提出した会社、またはそのブランド。 オーガニック製品もすべてグリーンと見なします。 」(グリーン)と「遺伝子組み換え「不分別」の原料を使用している会社とブランド。 遺伝子組み換え原料使用に対する会社方針等の書面による情報提供の無かった会社には x 印をつけています。 」なので、ほぼ同様。
ではあるが、日本版の「トゥルーフード」の特徴である「環境とわたしたちの健康をまもることにつながる食品」や 「持続可能な農業を応援する食品」は、一体どこへ行ってしまったのだろうか。また、 書面による情報提供が無い会社は無条件にxであって、 GreenPeaceを相手にしない企業はそれだけで断罪されるのである。この姿勢は頂けない。

私は、ややこしいことを考えずに、食品を買う際は原産地表示が日本国内の物を選ぶことにしている。値段は若干高いが、 それで日本の農業者と水産業者を支援できる。
加工食品の場合は、食品会社任せにならざるを得ない。品目別の食料自給率を考えると、食用油や大豆加工製品は、 ほぼ間違いなく輸入原料で作られているし、その多くは遺伝子組換え作物であると考えられる。しかし、 それが遺伝子組換え作物であろうが無かろうが大きな問題であるとは思わない。なぜならば、私は、 科学的に具体的な危険性があることを示すことができないものは、何であれ危険であると決め付けることをしないからだ。

人気blogランキングへ←クリックしていただけますと筆者が喜びます!

2007年1月 3日 (水)

作るしかない!?

 箱根駅伝の中継の合間、サッポロビールのコマーシャル。

 何度か見ているうちに、なんか素人っぽいなー。ん?この人、見覚えがある!・・・とおもってサッポロビールのホームページを見てみると、 フィールドマンの大串さん (写真中央)でした。お元気そうで何より!

 ですが、芸能人でもないのに知ってる人がコマーシャルに出てくるというのは、何だか、えらく新鮮です。

「ほしいものがなかったら、どうするの?
      つくるしかない
うまいビールがなかったら、どうするの?
      つくるしかない」(テーマ曲”ないものはつくるしかない”より)

 という歌詞が印象的でした。

 そう、欲しいものが無かったら、作るしかないんです。それをやり遂げてこそ技術者というものです。

 サッポロビールは企業としての収益性は、正直なところ今ひとつですが、物作りにかける真摯な姿勢には好感がもてます。いまや、 国内のビール会社では、原料の麦芽のためのオオムギの品種開発を真剣にやっている唯一の会社ですから。

 歌詞では、「畑から作ろう!」となっていますが、実際はそこで栽培する品種開発から一貫して行なっているのですから、 たいしたものです。

 微力ながら、今後とも応援して参ります(サッポロビールがあれば、必ずそれを飲みます)。

 それから、まったく序でになってしまいましたが、順天堂大学、箱根駅伝優勝おめでとう御座います。

2007年1月 1日 (月)

元日

 朝からモチ(角モチ)を焼いて、雑煮をつくり、御節料理を頂く。

 大規模な事故のニュースも、天災のニュースも無く、まずは平穏な元日だ。主なニュースは次の通り。

  • ”石綿肺”の非公式の調査結果を厚生労働省が公表しなかった件。(環境省にも連絡しなかったらしい。が、 この件がどうしてニュースになったのか、経緯は不明)
  • 八幡浜の住宅街で市民がイノシシに襲われた件。(干支に襲われるとは縁起が良いのか悪いのか・・・)
  • ルーマニアとブルガリアがEUに加盟した件(どうなるトルコ)
  • サッカー天皇杯で、浦和レッズがガンバ大阪を下して優勝した件。(2連覇。監督は今期で退任だそうだ)
  • 富士山で滑落事故。1,500m滑落して死亡、他怪我2件。(単独行は危ない。1,500mは標高差なのか、距離なのか?)
  • 群馬県沼田市で、スキーの初滑り。(人工雪だねきっと)
  • 成田空港で空の安全を祈る祈願祭。(神頼みなのだね)

1:30-2時頃、石岡の常陸國總社宮で初詣。おみくじは「吉」 (ちなみに嫁さんは大吉)。待ち人は来ず、失せものは出にくい。ただし、引越しは吉。学問は励め、病気は医者と神を信じよ、と・・・ 。 おみくじに、「医者を信じよ」とだけ書くと霊験がなさそうだし、「神を信じよ」とだけ書くと、「この時代に神頼みかよ」 と突っ込まれそうなので、微妙なところでバランスをとったというところか。恋愛は、相手を良く見て進めと・・・どうしろってのかね。 願い事は色事を慎めで、お産は安産だとか・・・ま、コメントは控えておきます。

 人気blogランキングへ←クリックしていただけますと筆者が喜びます!

« 2006年12月 | トップページ | 2007年4月 »

twitter

  • Bernard_Domon

Ranking

  • にほんブログ村 科学ブログ 生物学・生物科学へ
    日本ブログ村
無料ブログはココログ