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2005年9月の記事

2005年9月29日 (木)

ソースコードにしてハードウエア

ncRNAの発見で生物学のゴールは一気に遠のいたか?

 という不安がある一方で「おおっ、これで一生喰いっぱぐれないぞ!」という研究者の快哉が聞こえないでもない今日この頃。 RNA大陸の発見は、研究者には未踏の領域を提供し、ファンドを出すスポンサーには期待と徒労感の両方をもたらしたかに思える。

 ヒトゲノムの解読が一旦完成したころ、次のような議論を耳にしたことがある。「最近の学生は気の毒だね、俺たちが学生だったころは、 表現型から特定された遺伝子の構造がどんどん決まっていた時代だった。もうヒトゲノムの構造も決まっちゃったし、 生物学には残されたフロンティアなんて無いんじゃないのか?」と。この方は、ファンクショナル・ゲノミックスなんて知らんのだろうなぁ・・・ と思いつつも、ゲノムの構造が決まると生物の機能の解明は”ありもの” の構成要素の関係性を明らかにする一種のパズル解きに堕してしまうことは変えがたい。もう、生物学のパラダイムは「新規の遺伝子の発見」 ではなく、すでに見つかっている「遺伝子の機能の発見」へと大きく転換しているのだ。

 と、そこへ持ってきて、ncRNAの発見である。ゲノムの塩基配列は分かっても、ncRNAの転写単位の法則性はまだ分からない。 機能も分からない。転写の組織特異性も今のところは分からない。 三次元構造のアラインメントや相同性検索の効率の良いアルゴリズムもない(NP困難なのだそうだ)。さて、どう切り口を見つけるか? これからが面白い。

 生物のゲノムは、ソースコードにして、それ自身が機能するハードウエアでもあるのだ。スパゲッティ上等!である。しかし、 数本の麺を引っ張ると全部が持ち上がるようなスパゲッティって・・・茹ですぎと違います?

2005年9月18日 (日)

引越し完了

lolipopのサーバー上にMovable Typeをインストールして使っていたのだが、バージョンアップやらセキュリティーやらが面倒になったのでCocologに引越し。

niftyのアカウントは16年ほど前から持ち続けているし、blogだけで容量が50Mあって、すでにアカウントがある場合は事実上ただだし。しかも、Ubicast Blogger (投稿クラインアント)に対応している(lolipopのblogは対応してない)ので、通勤途中にオフラインで書けるし。

というわけで、lolipopの方はxoops とniftyのホームページのサブに特化することにした。

2005年9月11日 (日)

開票速報を見ながら

 テレビでは総選挙の開票速報。

 投票率が低い選挙戦では与党に有利といわれてきたが、今回は投票率は高いが、与党圧勝の模様である。 小泉総理の思惑通りに選挙戦の争点は郵政民営化に絞られ、無党派層の票が大量に自民党に流れたようだ。この投票行動の動向から言える事は、 明確なメッセージに対しては無党派層もそれなりにレスポンスするということだ。

 また、自民党は今回の選挙において有権者全体に対して少数派の支持組織頼みの選挙から、 選挙民の大多数を占める無党派層を標的にした選挙へと舵を切ったことになる。与党が既得権益を否定し、 改革を推進するには従来型の支持基盤に依存しては居られないということか。一つの時代の転換点に立ったような気がする。

 しかし、イメージ優先の選挙戦で国政の行く末を決めるのはどうにも心もとない。 党首討論の郵政民営化の議論にしてもさっぱりかみ合ってなかったし。例えば、「国家公務員を減らす」という主張に対しては、 郵政公社勤務の公務員は三公社五現業の時代から、国家公務員総定員法の枠外であって、 給与は税金ではなく事業収入で得ている訳だし、「郵政公社は法人税を払っていない」という主張については、そのとおりであるけれども、 公社である間は利益の50%を納付するのに対し法人税は40%であるし(株式売却益が出ればそのメリットは確かに大きいが)、 預金が財投を通じて公共事業に無駄遣いされているという主張については、2001年以降は財投での運用は出来ないようになっているというし。 結局のところ、郵便貯金と簡易保険が無くなって利益を得る人々が居て、 そこが潤うということ以外は何一つ先行き明らかなことは無いように思えてならない。

 国から地方への財源の委譲という点では、地方交付税交付金を削減し地方税の割合を増やして財源を確保するという事ではあるが、 もともと地方税の税収の少ない県はどうなるのか?知事達はきちんとシミュレーションしているのだろうか。 少なくとも今よりもましになることは無いだろう。次に来るものは地方公務員の削減と住民サービスの低下だ。

 ちなみに、総務省の国家公務員の定員のページによると、 行政機関の定員331.4千人に対して自衛官は251.6千人居る。民営化しろとは言いませんが、その一部機能は、独立行政法人「国際貢献・ 災害救助機構」でも良いかもしれない。

2005年9月 6日 (火)

選挙とインターネット

 「選挙期間中にホームページを開設、書き換えすることは、その内容が選挙運動のために使用する文書図画と認められる場合には、 公選法第142条の規定に違反する。その内容が選挙運動のために使用する文書図画と認められない場合であっても、候補者の氏名、 政党名が含まれている場合には、その行為が公選法第142条の禁止を免れる行為と認められる場合には、 公選法第146条の規定に違反する。また、政党その他の政治活動を行う団体が政治活動としてホームページを開設、 書き換えすることによって候補者の氏名等が表示される場合には、公選法第201条の13の規定に違反する」-- impress internet watchより

 民主党からの問い合わせに対して総務省はこのように回答したという(原文を見ていないので・・・)。ちなみに、公職選挙法 (以下公選法)第142条は長いのでこっちを見てね。この範囲では、 特定政党あるいは候補者を明示した支援活動は法に触れる疑いがあることは理解できる。しかし、こういう場合はどうなるんだろう?

この人も  この人もガンバレ!」

どちらもクリックすると、応援されている個人を特定できる。しかし、表示はどちらも「この人」であって、コンピューターのディスプレイ上に個人の氏名が表示されるページはリンク先である。しかも検索エンジンなのでダイナミックに変わる。 ネガティブキャンペーンの場合でも同様の使い方ができると考えられる。

このテーマでは多くが語られているので、私がどうこう言うこともないかな。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/08/31/8975.html

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/08/31/8968.html

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0509/05/news013.html

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0508/31/news059.html

http://kimuratakeshi.cocolog-nifty.com/blog/2005/09/post_1906.html#more

ついでに言うと、先般の私の記事

http://domon.mond.jp/moblog/archives/2005/09/post_46.html

も公選法違反の疑いはありますが、 特定の候補者や政党に対する姿勢としてはポジティブでもネガティブでもないことを申し添えておきます。

#氏名の伏字化だの写真のモザイクだのは面倒なのでやりません。

2005年9月 2日 (金)

稚内で見たものは・・・

遠いところわざわざよくお越しくださいました。 12時50分くらいから20分ほど郵政民営化の意義と武部さんの応援の演説をして、またどこかへ去ってゆきました。

演説の趣旨は「武部さんは偉い!それを選んだ皆さんも偉い!郵政公社で行っている、郵便、保険、預金の三つの事業は、全て民間でできます。郵政を民営化すると国のお金320兆円が、みなさんのところにもいきます。郵政公社は税金を払ってないんです。民営化すると税金も増えます。今は、国家公務員26万人を抱える組織に5千億から1兆円をつぎ込んで、見ない赤字を埋めているんです」

突っ込みどころはありますが稚内までご足労いただいたことに敬意を表してやめておきます。でも、一点だけ言っておきたい。宅配便の配達エリアは「一部離島を除く」ってことになっています。郵政民営化後、郵便事業をする者に法律で全国一律のサービスを義務付けるのであれば、宅配業者にも同じ義務を負わせるべきです。それが公平な競争ってものです。

さて、明日つくばに戻るので、みやげ物を物色。稚内オリジナルの珈琲クッキーを発見。これに決めた。 しかし、どうして稚内で珈琲なのか?クッキーのパッケージの能書きに曰く

今、最もポピラー(原文のママ)な飲み物のひとつとして広く親しまれているコーヒー、 そのコーヒーが日本で最初に飲まれたのは稚内でした。

江戸幕府は北方警護のため、宗谷に東北の藩士を派遣しました、(原文のママ)本州最北の藩士たちでしたが、 北海道のケタ外れな寒さにはかなり苦労したようです。そこで幕府が藩士たちに配給したのがコーヒーだったというわけです。 コーヒーは一般には出回っておらず、庶民がくちにしたのはこれがはじめてだろうと言われています。

藩士が「寒さに苦労する」とどうして幕府が「配給したのがコーヒー」になるのか、イマイチ納得のいかない説明です。珈琲クッキーのパッケージの左下に移っている写真の石碑は宗谷にあるもので、現地に行った際に読んだこの石碑の説明によると、越冬中の藩士には水腫病を発症するものが多く、その治療薬としてコーヒー豆が配られたとのこと。コーヒーは薬だったのですね。もっとも薬効があったかどうかは定かではありませんが。

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